“ハーブって身体に良いイメージが有るけど、実際よくわからない“
“野菜の一種だから本当に薬効なんてあるの?“
“病院で頂くお薬と何が違うの?“
“漢方薬とハーブの違いは?“
こんなご質問をご縁を頂く方々からよくお受けします
確かに、イメージ的にフワーッと良さそう・・・
料理に入っているやつでしょ?くらいなイメージですよね
ちょっと簡単にご説明しますので、長くなりますがどうかお付き合いを☺️
🌱薬効について
そもそもの、ハーブとは?という話になりますが、
私達の祖先が『この草をこの症状の時に使ったら良くなった』とい事が積み重なり、人体実験を何千年間、何千万人もの方々が繰り返に繰り返したした結果、副作用も特に無く非常に効果の高かった植物の事を『ハーブ』と呼ぶようになりました
1830年にセイヨウシロヤナギ、メドースイートという植物から“サリシン“という有効成分が単一で取り出せるようになり、1899年にやっと人類初めての薬(アスピリン)が出来上がりましたが、それまでの間はハーブ(薬草)が人類のお薬だったのです
古来は技術が無かった為、人体実験でしかハーブの薬効を証明出来ませんでしたが、近代医療や化学分析が出来るようになると様々な有効成分がハーブから発見され、今もなおその研究は進んでいます
何と現在あるお薬のうち約半分程はハーブから取られた成分となり、大半は化学合成されて私達に届けられています
🌱お薬との違い
そもそも、ハーブは医療やお薬には当たりません(分類上食品)
医療やお薬とは、ダメージを受けてしまった部分にお薬(ある時は手術など)という方法で劇的な回復を図るもの、体の状態をコントロール出来るという、寿命をコントロール出来る現代の私達には無くてはならない素晴らしい物です。
お薬は凝縮された成分が患部に効果的に働く事で、短い期間でより良い結果が期待出来ます。
ただ、お薬の作用が効果的な分、他の臓器等の負担や副作用になる事も有るのでお医者様と共に十分な管理が必要です。
では反対にハーブとは?🧐
まず・・・
生き物には、生きたゆくために自らの身体をより良い状態に保とうとする「恒常性 ホメオスターシス」が有ります
例えば外からバイ菌が体内に入っても自らの力で治すという力もそれに当たります
その恒常性が何らかの要因でバランスを崩した時に病気が現れると捉え、自分の持っている本来のバランスを取り戻す事で抵抗力を戻したり崩れないように持っていったり、時には恒常性を保つ機能を上げてあげる事でより良い状態を保つ、そしてその恒常性を保つ助けをするのがハーブ療法や自然療法になります。
身体への入り方は非常に緩やかで、ゆっくりじんわり効くので副作用はあまり有りませんが、効きを感じるまでに時間がかかったり、効きにシャープさを感じる事はできません。
そしてお気づきかもしれませんが、ハーブはあくまでも主体は個人個人の元々の恒常力の力が大切です。
反対にお薬では出来ない事、ハーブでは出来ない事も出てきますので上手く使い分けて健康に過ごせるようにして頂けるといいですね
説明するとかなり長くなりますので、もっと詳しい内容は講座でお話しさせて頂いております
ご興味がおありの方は是非学んでみて下さい
🌱漢方薬との違い
実は漢方薬もハーブも身体の持っていくゴールは同じになります
両方「体の恒常性を通常の状態に保ち、健康を維持する」事が目的です
漢方薬は植物成分を上手く組み合わせた状態に仕上げてあり、個々の体力に合わせながら症状を緩和したり体の状態を良くする事が出来ます。
沢山の植物性成分が絶妙なバランスで入っている事で長期使用での副作用も起きにくく安心して使えるという利点も有ります。
ではハーブは?
上記でも述べましたように、ハーブはお薬の原材料になる成分が沢山含まれています。
おさらいにもなりますが・・・
💊・・お薬・・単一成分を抽出、もしくは化学合成することで患部にシャープに力強くスピーディーに働く反面に副作用も出る事が有ります
🌱・・反対にハーブ・・その成分を含みつつも他成分も一緒に取ることで有害な作用を最小限にしつつゆっくり、じんわりと効果を出す事が出来ます。なので、効きをすぐに感じられません
そして本題へと戻りますが、ハーブは漢方薬とは違い、個々の身体の状態に一番適した成分をご自身やハーバリストが自由に組み合わせする事が出来るのでその方その方のオーダーメイドのものを作る事が出来ます
更にいくつかのハーブはご自身で育てられますので経済的にもとても負担が少なく出来る利点が有ります🌿
ご自身の生活スタイルや対象となる方、ワンちゃんへ合うものを見つけてあげて下さい🌸
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